居心地抜群のキャンプ場
2022年10月24日(月)、栃木県那須郡那須町にある那須高原アカルパオートキャンプ場(以下、那須高原アカルパ)に2泊3日のソロキャンプに行ってきました。
那須高原は那須町北西部にそびえる茶臼岳(標高1,915m)の南斜面に広がる高原地帯です。
1年を通じて冷涼な気候のため夏は避暑地としても人気です。
那須高原アカルパは標高600mの高さにある森と清流が魅力的なキャンプ場です。
Outdoor Culture Parkを略してアカルパ。
一度聞いたら忘れられない親しみのある名称も気に入りました。
筆者はあまりにも居心地が良すぎて1泊の予定を延長して2泊にしました。
心身ともにリフレッシュすることができたので延泊して大正解でした。
それでは筆者が実際にキャンプ場を利用して感じた魅力と注意点を紹介していきますので最後までどうぞお付き合いください。
キャンプ場ぶらり散策
サイト
サイトはすべて車の乗り入れが可能な区画ありのオートサイトです。
全部で35区画あるサイトのうち電源サイトが10区画、ドッグサイトが3区画あります。
ロケーションは大きく分けて林間と川沿いの2つです。
林間は鳥のさえずりを聞きながら静かに過ごしたい人におすすめです。
川沿いは川遊びを楽しみたい人や川の流れる音をBGMにして過ごしたい人に最適です。
また犬を自由に走らせることができるドッグランもあります。
宿泊者は無料で利用できるので犬を飼われてるキャンパーさんにとってはうれしい施設ですね。
一部のエリアですが竹林に囲まれたサイトもあります。
ここだけ和の雰囲気が感じられてとても印象的でした。
管理棟
キャンプ場に到着したら管理棟でチェックインの手続きをしましょう。
その際に簡単な注意事項の説明と利用するサイトの場所を指示されます。
サイトまでの道順は手渡される案内図で確認できます。
品数は多くありませんが薪、カセットボンベ、ビール、ジュースなどが販売されています。
トイレ棟・炊事棟・シャワー
キャンプ場内にはトイレ棟と炊事棟が3ヶ所あります。
トイレは洋式水洗トイレです。
ウォシュレットではありませんがしっかり清掃されていて気持ちよく使用することができました。
特にドッグサイト近くのトイレがきれいで驚きました。
土足で入ってよいのか躊躇してしまうほど床がピカピカでした。
炊事棟はきれいで清潔なうえにお湯も出ます。
寒い時期の炊事も安心ですね。
今回は利用しませんでしたがコインシャワーが1ヶ所あります。
料金は1回200円です。
那須高原アカルパの魅力
魅力① 静かな雰囲気
那須高原アカルパはソロ・デュオ・1家族の利用者のみ予約を受け付けているキャンプ場です。
ホームページにはグループや2家族以上での利用はできないと明記されています。
当キャンプ場はグループ向けではございません。
静かにのんびりファミリー、カップルが楽しんでいただくためのキャンプ場です。
引用元:那須高原アカルパホームページ
筆者はこのコンセプトがとても気に入りました。
静かに過ごしたいキャンパーには最適の環境です。
他のサイトから聞こえてきた音は主に3つ。
1.薪を割る音
2.ペグを打ち付ける音
3.ときおり子供がはしゃぐ声
以上です。
平日で利用者が少なかったこともありますが、静かに過ごしてほしいという運営者のコンセプトが見事に反映されていました。
夜間に大勢で騒ぐ迷惑キャンパーと遭遇する心配はなさそうです。
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魅力② 広くてプライベート感のあるサイト
サイトは一つ一つがとても広いうえに木々などを利用してプライベート感がしっかり確保されていました。
筆者はサイト内にバイク1台を停めてタープ1張り(3m×3m)とソロ用テントを設営しましたが、あと3つくらいテントが張れそうなほど広かったです。
広いといえば犬を自由に走らせられるドッグランも広大でした。
その面積は約5,000㎡もありテニスコート25面分の広さに相当します。
犬を飼っているキャンパーさんはぜひ愛犬と一緒に訪れてみてください。
魅力③ 有料でアーリー可能
那須高原アカルパは追加料金を支払えばアーリーチェックインができます。
ドッグランサイト:9時~ 車1台3,000円
通常は13時からのチェックインを9時に前倒しすることで1泊の滞在時間が4時間も長くなります。
筆者は1分でも長くキャンプを楽しみたいので今回もアーリーチェックインを利用しました。
他のキャンパーさんより早く到着することで混雑する前にサイトに入って設営できるのもメリットです。
ただしハイシーズンなどは利用できない場合もあるので事前に電話連絡して確認するようにしましょう。
魅力④ 歴史ある名湯でゆったり
キャンプ場から車で17分ほどの場所に「鹿の湯」と呼ばれる温泉があります。
鹿の湯は源泉が発見されてから1390年以上続く歴史ある温泉です。
開湯は西暦630年頃といわれ日本史では飛鳥時代に第一回遣唐使が派遣された頃にあたります。
まさに時代を超えて愛されている温泉といえます。
温泉には一般の地下水と異なり色々な化学物質が多く含まれているため薬と同じような効能をもたらすのだそうです。
筆者も実際に入浴してみました。
特筆すべきはその保温効果。
那須高原は冷涼な気候なので10月末ともなれば夜はかなり冷え込みます。
しかし筆者はほとんど寒さを感じることなく特別な防寒対策はせずに夜を過ごせました。
名湯の実力を身をもって体感しました。
入浴前に温泉効果を高める「かぶり湯」と呼ばれる独特な入浴方法も興味深かったです。
古い歴史を持つ名湯として全国に知られる温泉なのでキャンプの合間にぜひ一度訪れることをおすすめします。
那須高原アカルパの注意点
注意① 地面は固め
筆者が利用したサイトは地面が固く簡易的なペグでは太刀打ちできませんでした。
すべてのサイトが固い地面ではないかもしれませんが、念のためペグは頑丈なものを持参することをおすすめします。
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注意② ソロは割高感あり
レギュラーシーズンにソロで利用した場合の1泊2日の利用料金は以下のとおりです。
施設使用料 | 500円/1日 |
電源なし区画サイト | 5,000円 |
合計金額 | 5,500円 |
筆者はソロキャンプにしては少し割高に感じました。
ちなみに家族4人(大人2人・子供2人)が車1台で利用した場合の料金は以下です。
施設使用料 | 1,600円(500円/1日×2人+300円/1日×2人) |
電源なし区画サイト | 5,000円 |
合計金額 | 6,600円 |
ソロと家族4人の料金を比較すると後者のほうがリーズナブルでお得感があります。
料金的には家族で利用するのがおすすめです。
ソロキャンパーとしてはソロ用の料金を設けていただけるとうれしいのですが…。
まとめ
魅力② 広くてプライベート感のあるサイト
魅力③ 有料でアーリー可能
魅力④ 歴史ある名湯でゆったり
注意① 地面は固め
注意② ソロは割高感あり
那須高原アカルパの最大の魅力は、利用者の人数を少数に抑えることで静かに過ごせる環境を演出しているところです。
サイト面積が広くプライベートが保たれるよう工夫されているのもうれしいポイントです。
まさにキャンプ場のコンセプトにあるとおり”静かにのんびり”という表現がぴったり。
仕事に追われるなど忙しい日々を送る人にこそ訪れてほしいキャンプ場です。
日頃の疲れを那須高原アカルパで癒やしてみてはいかがでしょうか。
連休はもちろん平日でも予約がとりずらいキャンプ場ですので早めの予約をおすすめします。
補足
キャンプ費用内訳(交通費除く)
項目 | 費用 | 備考 |
施設使用料 | 1,000円 | 500円/1日×2泊 |
区画サイト | 10,000円 | 5,000円×2泊 |
アーリーチェックイン | 1,000円 | |
薪料金 | 800円 | |
温泉施設 | 500円 | 鹿の湯 大人1人の料金 |
食費 | 9,900円 | 2日分の食費 |
合計金額 | 23,200円 |
周辺施設
種別 | 名称 | 所要時間 | 備考 |
スーパー | ダイユー那須高原店 | 車13分 | |
コンビニ | セブンイレブン那須池田店 | 車10分 | |
温泉施設 | 鹿の湯 | 車17分 |
(1段目左)受け付けで猫がお出迎え
(1段目中)分岐にある案内板
(1段目右)静かで落ち着いた林間サイト
(2段目左)トレーラーハウス?
(2段目中)電源サイトのコンセント
(2段目右)最寄りのスーパー ダイユー那須高原店
(3段目左)紅葉の時期には少し早かった
(3段目中)おでんのもみじ添え
(3段目右)ゴミは分別して捨てるべし
(4段目左)灰捨て場
(4段目中)焚き火台の洗い場
(4段目右)視線を感じて見上げたら…
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