フォレストサンズ長瀞にやって来た
埼玉を代表する景勝地
2021年11月5日(金)、埼玉県秩父郡長瀞町にあるフォレストサンズ長瀞でキャンプを楽しんできました。
毎回恒例ですがお一人様のバイク1台です。
長瀞(ながとろ)は年間300万人の観光客が訪れる埼玉県を代表する観光地です。
敷地内に入ってすぐ左手にある建物が管理棟です。
左手の建物が管理棟
はじめにスタッフの方からキャンプ場の利用について説明があります。
スタッフのみなさんは比較的年齢の若い方たちで爽やかな印象でした。
筆者の質問にも丁寧に答えてくれたので印象は◎です。
焚き火をする場合は炭を入れるバケツが用意されているので管理棟で受け取って自分のサイトに持っていきましょう。
テントサイトは一般道を挟んだ向かい側にあります。
筆者は一般道からの入り口が分からず通り過ぎてしまいました。
入り口を示す看板があるのでそれを目印にすると分かりやすいです。
テントサイトとコテージの入り口
敷地内は一方通行なので逆走しないように注意してください。
おすすめのサイト
引用元：フォレストサンズ長瀞ホームページ
テントサイトは全部で17区画あります。
筆者のおすすめは1番サイトです。
場所はテントサイトのゲートをくぐって右側の一番奥になります。
トイレと炊事場は少し遠くなりますがテントサイトからの眺めを意識するのであれば1番から3番くらいがよいです。
特に1番サイトは荒川上流の景色がきれいに見渡せるのでおすすめです。
荒川上流を見渡した景色
7番から15番は岩や木が邪魔してサイトから風景を楽しむには不向きだと感じました。(ちなみに筆者は7番でした)
16番と17番はソロ専用サイトです。
今回はソロサイトが空いてなかったので仕方なくテントサイトになったという経緯があります。
それではフォレストサンズ長瀞を実際に利用して感じた魅力と注意点を紹介していきますので最後までどうぞお付き合いください。
フォレストサンズ長瀞の魅力
魅力① 快適なテントサイト
筆者は7番サイトを利用しましたがとても快適に過ごすことができました。
快適の理由は4つあります。
1つ目は駐車場からの荷物運びが容易なことです。
オートサイトではないものの駐車場がサイトと隣接しているため荷物運びがとても楽でした。
2つ目はゆったり過ごせる広さ。
筆者が利用した7番サイトは少なくとも10m×10m以上の広さはありました。
大型のテントを張ってもまだスペースが余るくらい広々としたサイトでした。
広々としたテントサイト
3つ目は充実した設備。
全17サイトでAC電源(コンセント2つ)が使えますし場所によって電波の強弱はあるようですがWiFiも使用可能です。
4つ目は水捌けの良さ。
地面にはレンガ砂利が敷き詰められているので雨が降ってもぬかるむことはありません。
さらにレンガ砂利の中には色の違った石(？)が散りばめられていて一工夫された演出が面白かったです。
おしゃれなレンガ砂利
魅力② 長瀞渓谷の絶景
キャンプ場は長瀞渓谷を見渡せる立地にあります。
筆者が利用した7番サイトから渓谷に向かって歩いていくと岩壁の上から長瀞渓谷の下流側を一望できる絶景ポイントにたどり着きます。
そこから筆者が見た風景は緩やかに流れる荒川、特徴ある形をした岩場、緑の中に赤とオレンジが混在した木々、そして荒川の両岸をつなぐ高砂橋でした。
絶景ポイントから眺めた景色
その風景の中を川下りの和舟がゆっくりと下流に向かっていく様子は風情のある絵画を眺めているようでした。
魅力③ 名物の川くだり
長瀞といえば昔ながらの和舟に乗って船頭さんが緩急ある流れの中を巧みな竿さばきでこいでいく「川くだり」が有名です。
家族連れやカップルで楽しめそうな観光スポットですし特に子どもは大喜びすること間違いなしです。
美しい渓谷を眺めながら和舟で川を下っていく体験はきっとよい思い出になるはずです。
キャンプに訪れたらこちらの川下りも体験してみることをおすすめします。
長瀞町観光協会ホームページに詳しい内容が載っていますのでご利用の際はそちらを確認してみてください。
魅力④ 露天風呂は車で15分
「秩父温泉 満願の湯」は、キャンプ場から車で15分の距離にあります。
長瀞の自然に囲まれた露天風呂
満願の湯の一番の魅力は露天風呂(源泉100％)です。
露天風呂は黄金(こがね)の湯、宝登(ほど)の湯、産(うぶ)湯に分かれていて季節ごとに男湯と女湯が入れ替えられるそうです。
特徴は以下のとおりです。
極めて高いアルカリのまろやかな温泉で常に新鮮なお湯が湯船に満ちております。また、飲める温泉です。
引用元：秩父温泉 満願の湯ホームページ
露天風呂につかりながら渓流を眼下に全長15mの満願滝を眺めることができます。
施設内の食事処では秩父のご当地グルメ「わらじかつ丼」もいただけます。
わらじかつ丼は秩父名物の代名詞
さらにフォレストサンズ長瀞では「満願の湯」の割引券が購入できます。
筆者はこれを利用して入館料850円のところを100円引きの750円で温泉に入ることができました。
キャンプ場の近くにはフジマート長瀞店があるので温泉の帰りに立ち寄って買い出しをしていきました。
どこにでもあるスーパーですが肉類、魚介類、お酒などの食材は一通りのものが揃います。
キャンプ場の近くに温泉とスーパーがあると本当に助かります。
フォレストサンズ長瀞の注意点
注意① スケートボードの滑走音
キャンプ場の施設内にはスケートパークがあるためスケートボードの滑走音がテントサイトまで聞こえてきます。
昼間は気になりませんでしたが、あたりが暗くなってからも「ガー」とか「ゴー」といった音が聞こえてきたので静かにキャンプを楽しみたい方は気になるかもしれません。
注意② ソロの利用は不向き？
ソロ専用サイトは17サイト中2サイトしかないので予約がすぐに埋まってしまいます。
筆者のようにテントサイトを1人で利用することもできますが、テントサイトは2人からの利用が前提のため1人でも2人分の料金が発生します。
・ソロ専用サイト 3,000円/泊
・テントサイト(ソロ利用) 2,500円/泊×2人＝5,000円/泊
ソロキャンプで1泊5,000円はちょっと割高です。
ソロで利用するよりもカップルやファミリーで訪れたいキャンプ場という印象です。
しかしここで付け加えておかなければならないことがあります。
じつはフォレストサンズ長瀞のテントサイト内には「ブッシュ・クラフトエリア」という場所があります。
こちらは直火可能なソロ専用サイトでバイクの乗り入れが可能なうえに1泊3,000円で利用できます。
まさに筆者のようなソロキャンパーが理想とするキャンプフィールドです。
しかし残念ながら現在は隣接する建物の解体工事のため休止しています。(2022年3月に営業再開)
そのため詳細を確認することができず見出しにも「？」をつけたというわけです。
この施設の営業が再開されればソロに不向きどころか、ファミキャンやグルキャンはもちろんソロキャンにも適した万能型キャンプ場ということになります。
ブッシュ・クラフトエリアの営業再開を期待して待ちたいと思います。
まとめ
魅力② 長瀞渓谷の絶景
魅力③ 名物の川下り
魅力④ 露天風呂は車で15分
注意① スケートボードの滑走音
注意② ソロ利用は不向き？
フォレストサンズ長瀞はテントサイト以外にもコテージやトラベルトレーラーといった施設も充実しています。
家族やグループなどみんなで集まってワイワイと楽しむのに適したキャンプ場です。
スケートボードの滑走音だけは気になりましたが、それ以外でストレスは感じませんでした。
炊事場で温水が使えたのはうれしかったですしウォシュレット式の洋式トイレもしっかり掃除されていて清潔でした。
そしてソロキャンパーとしてはブッシュ・クラフトエリアの営業再開が待ち遠しい限りです。
今から期待に胸が膨らみます。
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(上段左)彩り豊かなキャンプ場の木々
(上段中)受付けはこちらでどうぞ
(上段右)炊事場。寒い時期の温水は神
(下段左)ウォシュレット式がうれしい
(下段中)しっかり分別して捨てるべし
(下段右)フジマートで購入した宴の食材
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