ほったらかしキャンプ場でソロキャン
バイクお一人様の雨キャンプ
2021年12月7日(火)、山梨県山梨市にあるほったらかしキャンプ場に1泊2日のソロキャンプに行ってきました。
当日の天気予報は曇のち雨。
予報どおり夜には雨が降ってきました。
たまには雨キャンも趣きがあっていいかな~と思い天気は気にせずやって来たというわけです。
雨予報にも関わらずこの日はほとんどのサイトが埋まっているようでした。
それもそのはず。
ほったらかしキャンプ場は3ヶ月先まで予約が埋まっている大人気のキャンプ場として有名です。
絶景が望めるサイトやアニメ「ゆるキャン△」の舞台にもなった温泉が隣接していることなどが人気の理由です。
おすすめのサイト
テントサイトは全部で8種類あります。
サイトの特徴からおすすめの利用スタイルをまとめました。
■少人数向きサイト(車1台)
サイト | 利用料金(※) | おすすめ利用スタイル |
フリーサイト | 1,500円 | リーズナブルに利用したい人 |
区画サイト | 2,000円 | 自分のスペースを確保したい人 |
ハナレサイト | 2,000円 | 静かに過ごしたい人 |
デッキサイト | 4,000円 | 雨の日に利用したい人。撤収が楽。 |
■大人数向きサイト(車2台)
サイト | 利用料金(※) | おすすめ利用スタイル |
ダイノジサイト | 3,500円 | 家族やグループの人 |
ほったらかしサイト | 3,500円 | 柵つきサイト。ペット同伴の人 |
横浜サイト | 4,000円 | 大勢でワイワイやりたい人 |
頂上サイト | 4,000円 | サイトからの眺めを最優先にしたい人 |
(※)宿泊には別途で宿泊料金(大人2,000円・小学生1,000円)がかかります。
素晴らしいのはどこのサイトからでも富士山と甲府盆地の絶景を眺めることができることです。
追加料金1,000円でオプションを追加すれば電源もすべてのサイトで使えます。
ソロキャンパーの視点になってしまいますが個人的なおすすめはフリーサイトの一番奥です。
筆者が今回利用したフリーサイトは3組程度まで入れます。
奥から詰めて譲り合って利用するよう事前にスタッフから説明があります。
一番奥は人が通らないので比較的静かに過ごせますし何よりもリーズナブルなのがうれしいです。
静かという点では少し価格は上がってしまいますがハナレサイトもソロ向きです。
さて、ここからは筆者が実際に利用して感じたほったらかしキャンプ場の魅力と注意点について紹介していきましょう。
ほったらかしキャンプ場の魅力
魅力① 甲府盆地と富士山の絶景
標高約700mの高さにあるほったらかしキャンプ場は甲府盆地が見渡せるロケーションにあります。
筆者が到着した時は霧がかかったような状態でしたが、これはこれで幻想的は風景でした。
晴れていればサイトから富士山を眺めることもできますが、この日は天気が良くなかったので残念ながら見ることができませんでした。
下の写真は数年前に訪れたときに撮影したものです。
昼間もいいですが筆者は夜の風景の方が好きです。
上を見上げれば星空。下を見下ろせば夜景。
上と下からキラキラと光り輝いてまるで宝石を散りばめたような光景になります。
その絶景をサイトからまったりと眺める。
こんな贅沢な時間を過ごせるのは幸せなことです。
魅力② 露天風呂が最高
キャンプ場から歩いて3分ほどの場所にほったらかし温泉があります。
「こっちの湯」と「あっちの湯」の2種類ありますが、こっちの湯の方がこじんまりとした感じです。
ほったらかしキャンプ場を訪れたのは今回で2度目ですが、筆者が「もう一度行ってみたい!」と思った最大の理由がこの露天風呂です。
どちらの露天風呂からも絶景が望めるので最高に気持ちいいです!
露天風呂というと外から中が見えないように仕切りなどがあって景色を眺めることができないことも多いです。
でもほったらかし温泉は違います。
露天風呂からは視界を遮るものがなにもなく目の前に甲府盆地と富士山の壮大な景色がどーんと広がっているのです。
近くに一般の人や車が通るような道はないので外から覗かれる心配もありません。
筆者はこの光景が以前に訪れたときからずっと記憶に残っていました。
もう一度あの光景を見たいとずっと思い続けたことが今回のリピートにつながりました。
湯加減も丁度いいので一度入ったら出たくなくなる底なし沼のような温泉です(笑)
ほったらかし温泉の魅力はこれだけではありません。
注目してほしいのは営業時間です。
筆者が訪れた12月は朝の6時に開場でした。
これが5月から7月になると朝の4時に変わります。
勘の鋭い方はお気づきかもしれませんがほったらかし温泉は日の出の時刻に合わせて開場時間が変わります。
つまり露天風呂から日の出を眺められるように日の出の1時間前に開場しているのです。(※日の出時刻に開場する浴場は「あっちの湯」です)
甲府盆地、富士山、そして日の出、絶景要素が幾重にも重なるこの状態はまさに絶景のミルフィーユです。
できることなら写真を撮りたかった(浴場内は撮影禁止)
魅力③ アーリーチェックインOK
筆者は少しでも長い時間キャンプを楽しみたいので積極的にアーリーチェックインを利用するようにしています。
宿泊のチェックインは通常13時からですがアーリーチェックインなら11時30分から可能です。
アーリーチェックインを申し込む場合は予約時にオプションとして追加料金1,000円がかかります。
特にフリーサイトの一番奥を利用したい方はアーリーチェックインが有効です。
前述したとおりフリーサイトは到着順に奥から詰めていくのがキャンプ場のルールです。
アーリーチェックインを使えば他の利用者よりも早く来て奥の場所を確保しやすくなります。
ほったらかしキャンプ場の注意点
注意① 予約が困難
ほったらかしキャンプ場は人気のキャンプ場なのでなかなか予約が取れません。
このブログの執筆時点ですがホームページから予約状況を確認すると3カ月先まで満室になっています。
予約は3ヶ月先まで受け付けているようなので予約可能な日にちはすべて埋まっている状態ということになります。
次の予約受け付けが開始された時点で素早く確保するか粘り強くキャンセルを待つか。
いずれにしても熾烈な予約争奪戦が繰り広げられることは必至です。
まとめ
魅力② 露天風呂が最高
魅力③ アーリーチェックインOK
注意① 予約が困難
ほったらかしキャンプ場の魅力として3つを挙げましたが、それ以外にもよかった点は多々あります。
・車の乗り入れ可(1サイトのみ不可)
・トイレはすべて水洗で清潔
・炊事場はきれいでお湯も出る
・有料でゴミ捨てOK
・キャンプ場の上にカフェがある(アルコール類あり)
ソロでも大勢でも快適に楽しめるクオリティの高いキャンプ場であることは間違いありません。
ただし予約が困難です。
唯一の欠点といっても過言ではありません。
いくら魅力を紹介しても予約が取れなければ絵に描いた餅です。
運営側もサイトを増設するなどして対応しているようですが当面は予約の争奪戦が繰り広げられそうです。
ちなみに私は1週間前にたまたまキャンセルが出て予約できました。
雨予報だったのでキャンセルする人がいたのだと思います。
悪天候でも構わないという方は天気予報を気にしつつキャンセルを待つのもありかもしれません。
(上段左)笛吹川フルーツ公園にあった「ゆるキャン△」のキャラクターパネル
(上段中)グッズも豊富。記念にどうぞ
(上段右)カレー麺に温泉名物の温玉あげをトッピング
(下段左)温泉は大人800円・小人400円
(下段中)左の蛇口がお湯
(下段右)トイレットペーパーあり
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