富士山を最も美しく眺められる地
2022年4月12日(火)、山梨県南都留郡にある『精進湖キャンピングコテージ』に1泊2日のソロキャンプに行ってきました。
明治28年(1895年)、日本に帰化した英国人ハリー・スチュワート・ホイットウォーズ(星野芳春)が富士山を最も美しく眺められる地を求めて、1年がかりで富士山麓を巡り、ようやくたどり着いたのが精進湖でした。
引用元:精進湖観光協会ホームページ
富士五湖の一つである精進湖は世界文化遺産に登録された湖です。
その湖のほとりにある精進湖キャンピングコテージは「富士山を最も美しく眺められる地」と呼ばれるほどの絶景ロケーションが最大の魅力。
穏やかな湖、雄大な富士山、湖面に映る逆さ富士、その3つが織りなす幻想的な風景がとても印象的でした。
また精進湖キャンピングコテージではコテージ、バンガロー、グランピングも楽しめます。
いずれも精進湖を見下ろす高台にあるので見晴らしがよいのがポイントです。
特に新設された少人数用のグランピングコテージは特別な記念日など普段よりも贅沢な過ごし方をされたい方におすすめです。
それ以外にもカヌーの持ち込みがOKだったり11月から3月はワカサギ釣りを楽しむこともできます。
そんな精進湖キャンピングコテージを実際に利用して感じた魅力と注意点をまとめました。
おすすめ設営ポイント
湖畔はテント設営可能エリアと禁止エリアにわかれていてその境界線はロープで区切られています。
筆者がおすすめする設営エリアはこのロープに近いエリアです。
その理由は精進湖と富士山を一望できるから。
ロープから離れるほど富士山が木々に隠れて見えづらくなってしまいます。
テントから絶景を眺めたいという方はこのロープよりの場所をおすすめします。
サイトはフリーサイトなので場所取りは早いもの勝ちです。
筆者はチェックイン開始時間の9時30分頃に到着しましたがこの絶景ポイントにはすでに先客がいて設営できませんでした。
精進湖キャンピングコテージの魅力
魅力① 精進湖と富士山の絶景
精進湖と富士山そして湖面に映る逆さ富士。
まさに絶景です。
特に日の出とともに辺りが朝日に照らされていく様子は感動ものでした。
そんな風景を眺めながら淹れたての珈琲をいただくもよし焚き火で暖をとるもよし。
日常生活から距離をおき自然の中で贅沢な時間を過ごすことができました。
魅力② 早めのチェックインでゆったり
チェックインは9時30分、チェックアウトは12時です。
1泊2日の滞在可能時間は26時間30分になるので比較的ゆっくりと過ごすことができます。
時間にゆとりが持てれば近隣を散策することも可能です。
車で10分ほどの場所には日帰り温泉があるのでゆったりと湯船につかってリフレッシュすることもできます。
魅力③ 良心的な利用料金
今回のキャンプで掛かった料金は合計5,568円でした(交通費除く)
(宿泊費 1,600円)+(食費 3,268円)+(薪代 700円)=合計 5,568円
以下に1泊の料金表を示しますが大人1名バイク1台の1泊2日(滞在可能時間26時間30分)で1,600円はとてもリーズナブルです。
4人家族(大人2名、小学生1名、未就学児1名、普通車1台)で訪れた場合でも宿泊費は1泊2日で4,000円です。
これだけ良心的な料金設定なら気軽に訪れることができます。
小学生以上(1名様) | 1,000円 |
バイク・自転車(1台) | 600円 |
普通車・軽自動車・中型車(1台) | 1,000円 |
大型車・トレーラー(1台) | 2,000円 |
ちなみにデイキャンプの場合は上記料金の半額になります。
精進湖キャンピングコテージの注意点
注意① 一般客の出入りがある
こちらのキャンプ場は一般の方もサイト内の出入りが可能で観光客、釣り客、カメラマンなどが訪れます。
時間帯によっては早朝や夜間に車で湖畔に降りることもあるとのこと。
実際に筆者が利用していたときも朝と夕方に釣り人がいましたがキャンプをしていて特に気になる感じではありませんでした。
注意② ゴミと炭灰は持ち帰り
ゴミと焚き火をした炭や灰はすべて持ち帰るのがこちらのルールです。
炭と灰は火消し壺などをあらかじめ用意しておくと処理がスムーズに行えます。
ちなみに筆者はZEN Campsのアッシュキャリーを愛用してます。
耐熱性生地でできた火消し袋なので折りたたむことができて持ち運びに便利。
積載が限られるバイク乗りの方におすすめしたいキャンプギアです。
火消し壺がない場合はアルミホイルなどを利用してもよいと思います。
ちなみに直火は禁止です。
注意③ 強風の備え
湖畔や海辺などは風が強く吹きつけることがあるのでタープやテントを張る際は強風対策をしっかり行うようにしてください。
筆者は数年前に強風でタープが吹き飛ばされた経験をしました。
タープと一緒に吹き飛ばされたペグが鼻先をかすめていった恐怖は今でも忘れられません。
あと一歩前に立っていたら大ケガでした。
自分だけならいいですが他人に当たってケガをさせていたらと思うと背筋が凍ります。
そのときの教訓もあって強風の日はなるべくタープを張らないようにしています。
どうしてもタープを張りたいという方は強風にも耐えられるようペグは頑丈で長めのものを使用することをおすすめします。
筆者はスノーピークのソリッドステークを愛用しています。
長さは20cmから50cmまで10cm単位で全4種類あるので地面のコンディションや風の強さに応じて使い分けることができます。
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まとめ
魅力②早めのチェックインでゆったり
魅力③良心的な利用料金
注意①一般客の出入りがある
注意②ゴミと炭・灰は持ち帰り
注意③強風の備え
精進湖キャンピングコテージは予約の必要がなくリーズナブルな料金設定なので思い立ったときにふらっと訪れたくなる親しみやすさがあります。
管理人さんも親切な方で好感が持てました。
なによりも湖畔から眺める景色はもう一度訪れたいと思わせるほどすばらしいものでした。
ソロでも家族でもOK。
みなさんもぜひ一度足を運んでみてください。
(上段左)こちらが管理棟
(上段中)湖畔サイトにある炊事場
(上段右)きれいな水洗トイレ
(下段左)湖畔サイトへの入り口
(下段中)700円の薪。800円の薪もある
(下段右)湖畔の全景
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