癒やしを求めて
2023年10月30日(月)、埼玉県飯能市にある白岩渓流園キャンプ場に2泊3日のソロキャンプに行ってきました。
今回のキャンプの目的は「癒やし」です。
労働により蓄積された疲労を回復するためヒーリング効果が期待できるキャンプ場へとやってきたわけです。
白岩渓流園は神秘的な雰囲気が漂う自然豊かな環境にあります。
背の高い木々、澄んだ水が流れる渓流、緑の絨毯を敷き詰めたような苔。
まるでもののけ姫の世界に入り込んだような気分でした。
比較的こじんまりしたサイトは少人数のキャンプにぴったり。
川のせせらぎと森林浴を楽しみながらプライベートなキャンプライフを過ごしたい方におすすめのキャンプ場です。
もちろん期待していた通りの癒やしを得られて大満足でした。
それでは実際に白岩渓流園キャンプ場を利用して感じた魅力と注意点について紹介していきますのでぜひ最後までお付き合いください。
キャンプ場ぶらり散策
サイト
キャンプ場は特別に広いという感じではなくサイト数は10サイトくらいです。
オートサイトではないので車は駐車場に停めて荷物は自分でサイトまで運ぶ必要があります。
急な階段があったり丸太の橋を渡ったりする場所もあるので体力に自信のない方は駐車場から近いサイトをおすすめします。
地面は主に土と砂利です。
筆者が利用したサイトは石が多くペグダウンしずらいところがあったのでペグは頑丈なものを使った方が安心です。
管理棟
管理棟には薪などのバーベキュー用品だけでなく調味料、乾電池、ガスボンベ、アルコール類などが揃っていました。
ただし品揃えは最低限しかないので必要なものは途中のスーパーで用意してきた方がよいです。
またアンドロメダエチオピアコーヒーというコーヒー豆が販売されていたのが特徴的でした。
これはエチオピアに自生している世界にも稀な100%野生のコーヒーなのだそうです。
珍しかったので一袋購入して実際にコーヒーミルで豆を挽いて味わってみました。
味オンチの筆者には市販のコーヒーとの違いがわかりませんでしたがおいしかったのは間違いありません。
水場
(炊事場)
炊事場は全部で5か所あります。
筆者が利用したサイトからは管理棟下の炊事場が近かったのでそこをよく利用していました。
簡易的な炊事場といった印象でお湯は出ません。
水は湧水なので飲用として使用する場合は加熱したり浄水ボトルを使用したりしたほうが無難です。
(トイレ)
トイレは駐車場エリアとバンガローエリアの2か所にあります。
駐車場エリアのトイレは男女別々です。
洋式と和式の両方がありウォシュレット機能はありませんでした。
きれいに清掃されていたので快適に使用できました。
(シャワー)
駐車場エリアに200円/5分で利用できるシャワーがあります。
利用したい方はチェックインの際に管理人さんに伝えてシャワー室の鍵を受け取りましょう。
筆者は近くの日帰り天然温泉施設「さわらびの湯」を利用したので今回はシャワーを使いませんでした。
キャンプ場の利用客は割引券がもらえますので管理人さんに声をかけてみましょう。
白岩渓流園の魅力
魅力① 神秘的な自然環境
キャンプ場には入間川と呼ばれる川が流れています。
入間川沿いのエリアは緑豊かで風光明媚な環境のためキャンプ場やバーベキュー施設が集まるアウトドアスポットです。
この入間川の最も上流に位置しているキャンプ場が白岩渓流園です。
山頂から流れてきたばかりの川の水を見たときはその透明度の高さに驚きました。
緑の絨毯を敷き詰めたかのような苔も見事でした。
苔は不純物の入っていないきれいな水を好むそうなので苔の育成に適した条件が揃っているのかもしれません。
言葉ではなかなか伝わりずらいかもしれませんが宮崎駿監督の「もののけ姫」を見たことがある方はイメージしやすいと思います。
作中で描かれている神秘的な自然環境がキャンプ場の自然とよく似ているのです。
もののけ姫は屋久島の自然環境をモデルにされたそうですが埼玉県にもまだまだすばらしい自然が残されているということですね。
魅力② 少人数がおすすめ
サイトの広さは渓流の地形に沿って作られているのでまちまちです。
サイトを一通り回って感じたことは比較的こじんまりしたサイトが多かったこと。
大人数よりも少人数に適している印象でした。
大型テントが張れる広めのサイトもありましたが数としては2サイトくらいでした。
筆者が利用した日もソロの利用客が多かったので少人数客からの人気が高いキャンプ場なのかもしれません。
ちなみに筆者はキャンプ場に入った瞬間にソロキャンパー好みの雰囲気を感じました。
文章でうまく表現できませんが筆者の第六感的な感覚だと思ってください。
この感覚は今まで50回以上のソロキャンプ経験の中で磨かれてきた嗅覚ともいえます。
その嗅覚に従えば白岩渓流園の雰囲気は間違いなくソロ向きです。
緑に囲まれながら少人数で静かに過ごしたいキャンパーには全力でおすすめしたいです。
白岩渓流園の注意点
注意① 大人数は不向き
これは魅力②の裏返しになりますが大人数の利用が不向きな理由は2つです。
一つは大型テントが張れるような広いサイトが少ないこと。
2つ目はその広いサイトが駐車場から遠い場所にあることです。
遠いだけでなく途中には急な階段や丸太橋があるため荷物の運搬で苦労します。
ちなみに運搬用の荷車などはありません。
注意② 買い出しは事前に
キャンプ場は山奥にあるので周辺にスーパーやコンビニなどはありません。
一番近いスーパー「エコス」まで行こうとすると車で25分くらいかかります。
せっかくの貴重なキャンプ時間ですから買い出しのためだけに往復50分も時間をかけるのはもったいないです。
買い物はキャンプ場に向かう途中で済ませたほうが効率的です。
まとめ
魅力② 少人数がおすすめ
注意① 大人数は不向き
注意② 買い出しは事前に
白岩渓流園の最大の魅力はそのロケーションです。
とにかく雰囲気がいい。
あのキャンプ芸人のヒロシさんもロケで訪れて絶賛していたとか。
筆者は清流の流れと森林浴の癒やし効果で思う存分にリラックスできました。
また程よいプライベート感があって安心して静かにキャンプを楽しめたことも大きかったです。
標高468mの高さにあり川にも入れるので夏は避暑地としてもよさそうです。
土日祝はすぐに予約が満杯になってしまうようなので予約はお早めに。
補足
キャンプ費用内訳(交通費除く)
項目 | 費用 | 備考 |
宿泊料金 | 6,000円 | 3,000円(入園料+サイト料+駐車料)×2泊 |
食費 | 7,742円 | 2日分 |
薪料金 | 3,000円 | 針葉樹500円×2 広葉樹1,000円×2 |
日帰り温泉 | 800円 | さわらびの湯 |
合計金額 | 17,542円 |
周辺施設
種別 | 名称 | 所要時間 | 備考 |
スーパー | エコス原市場店 | 車25分 | |
コンビニ | セブンイレブン | 車26分 | |
温泉施設 | さわらびの湯 | 車15分 |
フォトギャラリー
(上段左)色づき始めた木々
(上段中)自販機もあるよ
(上段右)ゴミはしっかりと分別
(中段左)晴れるといいね
(中段中)エチオピアでは薬だそうです
(中段右)最寄りのスーパー「エコス」
(下段左)今回利用した大岩サイト
(下段中)テントの中は小春日和
(下段右)森林浴でヒーリング中の筆者
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