再びフォレストサンズへ
2022年12月5日(月)、埼玉県秩父郡長瀞町にあるフォレストサンズ長瀞に2泊3日のソロキャンプに行ってきました。
フォレストサンズ長瀞でのキャンプは1年ぶり2回目になります。
ずっと気になっていたブッシュクラフトサイトの営業が今年の3月から再開されたので期待に胸を膨らませてやって来たというわけです。
前回訪れたときは近隣施設の工事のため利用できない状態でした。
ブッシュクラフトサイトは直火可能なソロ専用サイトです。
一人で黙々とキャンプを楽しむことに特化したサイトなのでファミリーやグループ向けではありません。
サイトの魅力はもちろん注意点も含めてソロキャンパーの目線でしっかりとサイトをチェックしてきたのでぜひ最後までお付き合いください。

キャンプ場ぶらり散策
サイト
ブッシュクラフトサイトはソロ専用のため利用できるのは1名のみ。
区画サイトですが場所は自由に選ぶことができます。
広さはこじんまりしていてソロテント一張りでちょうどよい感じです。
地面は砂質土でペグの打ち込みは容易でした。
林間サイトなので敷地内には枯れ葉や倒木などが多く落ちています。
倒木は拾って薪として使えるのでブッシュクラフトも思う存分楽しめます。
管理棟
キャンプ場に到着したらはじめに管理棟で受け付けをしましょう。
焚き火をする場合は後始末用のバケツが用意されています。
水を入れたバケツに燃え残った炭などを入れ完全消火した状態で返却するのがこちらのルールです。
バケツと一緒に炭バサミと直火で使用するためのスコップも借してくれます。
薪、電池、カセットボンベなど必要最低限のものは販売されています。
飲み物は自動販売機でソフトドリンクが購入できますがビールなどのアルコール類はありませんでした。
品数は多くないので食料などの調達は車で3分ほどの場所にあるスーパーマーケットを利用するのが便利です。
水場
トイレは3カ所あります。
②隣接する施設内のトイレ
③管理棟のトイレ
筆者は少し遠いですが①のトイレを使用しました。
洋式水洗のウォシュレット付きです。
スペースは広くありませんがしっかり清掃されていて気持ちよく使用できました。
②のトイレも利用できますがサイト出入り口の施錠の開け締めが面倒だったので①を使ってました。
炊事場はテントサイトの近くに1カ所あります。
シンクは全部で6つあり蛇口が一つのシンクに2つずつあります。
給湯器付きでお湯が使えるため寒い時期でも安心して炊事できました。
食器洗剤、スポンジ、三角コーナーもあり使い勝手がよかったです。
シャワーが隣接する施設内にあるようですが今回は使用しませんでした。
ブッシュクラフトサイトの魅力
魅力① ワイルド派にぴったり
このサイトの最大の魅力は直火とブッシュクラフトで野営気分を満喫できるところにあります。
近年は直火が楽しめるキャンプ場は本当に貴重になりました。
サイト内に落ちている倒木は拾って自由に使えるのでブッシュクラフトにも適しています。
便利だったのは使い勝手の良さそうな倒木や丸太があらかじめサイトの一角に用意されていたことです。
サイトの利用者であれば自由に使うことができるので倒木を探す手間が省けて楽チンでした。
ただし使い捨てではないので燃やしたりしないで使用後は元の場所に戻してください。
筆者はランタンポールや薪割り台として利用しました。
特に薪割り台は役立ちました。
やはり薪割りは安定したものの上で行うと効率が上がりますね。
依然からその必要性は認識していながらも重くてかさばるのでバイクでの持ち運びは敬遠してました。
現地で調達できたのは本当にありがたかったです。
魅力② 接続良好なWiFi
キャンプ場の敷地内でWiFiが使えることも魅力の一つです。
正直なところサイトまで電波が届いているのか不安でした。
なぜならWiFi完備といっても電波の強さ、向いている方角、障害物などによって電波状態が一定とは限らないからです。
筆者はワールドカップの日本×クロアチア戦をスマホで観戦しようとしました。
キャンプをしながらビール片手にワールドカップ観戦なんてサッカー好きキャンパーにとっては娯楽の極み。
はっきり言って今回のキャンプのメインイベントであり一番の楽しみと言っても過言ではありませんでした。
それほどWiFiの電波状況は筆者にとって最重要事項だったのです。
結果的にはなんの問題もなくWiFiに接続して試合を観戦することができました。
映像が途中で途切れることもなくストレスをまったく感じないくらい電波状態は良好でした。
特にソロキャンパーは万が一の事態に備えて常に他者と連絡をとれるようにしておく必要があります。
そういった意味でもWiFiが使えることは大きな魅力です。
ブッシュクラフトサイトの注意点
注意① バイクの乗り入れ
ブッシュクラフトサイトはバイクの乗り入れが可能です。
ツーリングキャンパーにとっては魅力以外の何物でもありませんが、あえて注意点としました。
なぜならすべての区画サイトがバイクの乗り入れに適しているとは限らないからです。
その点はスタッフからもチェックインの際に説明がありました。
はじめはバイクを駐車場に停めて自分のバイクが乗り入れ可能か判断してからにすることをすすめられました。
実際にサイトを見渡してなるほどと納得しました。
敷地全体が傾斜になっているうえに道が細く舗装されていない部分も多くあります。
安易にバイクで入ってしまうと場合によっては引き返せなくなったり転倒する危険もあります。
バイクの大きさにもよりますが乗り入れ可能なサイトは上段部分の3、4サイトぐらいだと思います。
自分のバイクが乗り入れ可能かどうか確認することは後々のトラブル回避につながります。
事前にしっかりチェックしておくことをおすすめします。
ちなみに筆者は無難に駐車場を利用しました。
注意② ゲートの施錠
サイトの出入り口には暗証番号で施錠する鍵が備え付けられています。
出入りする際は常に鍵を閉めるよう事前にスタッフから説明がありました。
これはソロキャンパーが安心してキャンプできるためにも必要な措置です。
それは十分に理解できるのですが……。
実際に使用してみるとこの暗証番号を使って開け締めする作業が意外と面倒でした。
外出の回数が多い人ほど施錠のわずらわしさを感じるかもしれません。
特に乗り入れたバイクで頻繁に出かける人は施錠のたびにバイクの乗り降りが発生してストレスになりそうです。
ちなみに一歩も外に出ずサイト内に籠もる人にとっては不要な心配です。
注意③ 水場は1ヵ所のみ
ブッシュクラフトサイト内の水場はゲート付近にある1ヵ所のみです。
ただしこちらの水場は蛇口が一つだけの簡易的なものです。
用途は水汲み用としてのみ使うことができます。
食器を洗ったりする場合はテントサイトの方にある炊事場を使用することになります。
ブッシュクラフトサイトから炊事場までは歩いて5分くらいの距離です。
少し遠く感じましたがソロキャンプで炊事場を使う機会はそう多くはないのであまり気にする必要はないかもしれません。
まとめ
魅力② 接続良好なWiFi
注意① バイクの乗り入れ
注意② ゲートの施錠
注意③ 水場は1ヵ所のみ
ソロキャンプの楽しみは誰にも邪魔されない自分だけの空間を築けるところにあると筆者は感じています。
子供の頃に秘密基地を作って遊んだ経験のある人はイメージしやすいかもしれません。
筆者にとっては童心に返ることができる貴重な場所です。
自然環境の中で生活するために必要な知恵と技術を駆使して自分だけの城を築いたときの達成感。
筆者がブッシュクラフトやソロキャンプに魅了される理由はきっとそこにあるのだと思います。
ブッシュクラフトサイトはそんな達成感を満たしてくれるとても魅力的なサイトでした。
フォレストサンズ長瀞にはソロ専用サイトだけでなく、2人以上から利用できるテントサイトや県下最大級の台数を誇るトラベルトレーラーやコテージもあります。
ソロから多人数まで多彩な楽しみ方ができるキャンプ場で楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
テントサイトに興味のある方は以下のブログも参考にしてみてください。

補足
キャンプ費用内訳(交通費除く)
項目 | 費用 | 備考 |
宿泊料金 | 6,300円 | 3,000円×2泊(ゴミ処理費300円含む) |
アーリーチェックイン | 800円 | |
薪料金 | 1,800円 | 900円×2束 |
温泉施設利用料金 | 750円 | 満願の湯割引券 |
食費 | 6,717円 | 2日分の食費 |
合計金額 | 16,367円 |
周辺施設
種別 | 名称 | 所要時間 | 備考 |
スーパー | フジマート長瀞店 | 車3分 | |
コンビニ | セブンイレブン長瀞中野上店 | 車2分 | |
温泉施設 | 満願の湯 | 車15分 |
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(上段左)長瀞渓谷を見渡せる立地条件
(上段中)色鮮やかに染まったもみじ
(上段右)ウッドデッキサイトもある
(下段左)ゴミは分別して捨てよう
(下段中)最寄りの温泉施設「満願の湯」
(下段右)超絶美味だったエビのアヒージョ
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